2014年12月11日

定番負け犬

とある人、Kさん。
趣味の社交ダンス分野で自分はどんなに頑張っても、スタートが遅れ、その差は縮まらない。
要領よく、アタマとお金を駆使し工夫してショートカットし、普通の人よりは多少速く習得しているとしても。
持ち前の負けん気で、頑張るのだが、どうしても思うようにならない。
で、すっぱいブドウ作戦。
なんだい、あんなの。
あんな趣味。
そもそも、自分は現役時代は仕事仕事で、
趣味どころでなかった。
一番仕事が忙しい40代ぐらいの、比較的若い時代から
ちんたらこんたら、社交ダンスなどという、そんな趣味に明け暮れることができるなんて、
第一、そんな時間が日常に取れるなんてことは、出世コースからは脱落している証拠、
仕事が出来ない人間に決まっている。
仕事に活かせる趣味といえば、ゴルフしかない。
ゴルフは、お得意さんや社外、社内、その他の接待に十二分に交際力、営業力、影響力を発揮できる。
仕事の出来る人間は、ゴルフ以外にはない。
(Kさんは、ゴルフはシングル?プレイヤー)
ダンスが出来る人間は、仕事が出来ないという証明みたいなものなのだ。
なんていう論理を打ち立てた。
無理やりそれで納得していたが、
負けず嫌いの性格を親しい趣味仲間に指摘され、ショックを受けた。
競争して人と比べて勝たなくても、それぞれによければ、自分は納得できるのでは?
自分の存在価値として、勝つことでしか、優劣を判断してこなかった企業戦士だった、その人は、
新しい価値観を持つことにした。
それは、自分を救うためだ。
自分の余生に安らぎを保つためだ。
だが、急にはそれまでの人生を覆すような価値観には変換できない。
やはり、あいかわらず、如新香港負けん気が付きまとう。
さて、わたし。
その人、Kさんと同じような症状に苦しんでいる。
どんなに頑張っても頑張っても、20歳の頃から始めている人と比べると、雲泥の差。
絶対に、差は縮まることはありえない。
で、同じく、すっぱいブドウ論。
なんだい、わたしは若い頃は、あれ?
(趣味分野には)なんにも打ち込んでない
中年になって忙しい頃はあれ? 
(趣味分野には)たいして、頑張ってない。
子育ては、ある意味、自分の出来る限りのことは全力投球した。
(手抜きではあるが、要所は抑えたつもり)
子育てと同時進行で、家族に迷惑かけて仕事に追われていた。
定番負け犬

Posted by めけ  at 12:01 │Comments(0)

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