2015年09月01日

に終わちゃ

 父の旗艦に乗り込むと、セラブ提督とコリンスは会議室に入ったが、メレッサは係の人の案内で控え室に入った。皇族なので待遇が違うらしい。
 控え室には、ジョル、ルシール、フォランが来ていた。兄弟の中で戦争に行くのはこの4人なのだ。
「よお、はりきってるわね」
 ルシールが明るく迎えてくれた。
「姉さん、怖くない」
 メレッサはかなり緊張していた。これから戦争に皮膚分析行くと思うとどうしても怖くなる。
「たいしたことないって、どこで戦争やってるのって思っているうちうから」
 ルシールは元気づけてくれる。
「それは、おまえが一番後ろにいるからだよ。前の方は結構大変なんだから」
 ジョルが言うとルシールはふくれている。
「大丈夫、父さんの指示どおりに動いていればいい、それに部下がちゃんとやってくれるよ」
 ジョルが教えてくれる。
「あたし全部、セラブ提督に任すつもり」
「それがいい」
 ジョルが笑う。
「メレッサ」
 ルシールが厳しい口調で言う。
「ヤバくなったら逃げなさいよ。面子なんかどうでもいいって。あとで父さんに怒られればすむことよ」
 ルシール独特の考え方だ。でもこの考え樓宇套現が正しいのかもしれない、この戦争になんの価値があると言うのだ。
「わかってる、その時は逃げるわ」
 でも、逃げる勇気があるだろうか、逃げるのが一番勇気がいるのかもしれない。
「俺は逃げないよ。逃げるなんて弱虫のすることさ」
 フォランが言う。彼はいつも何故か不満そうだ。
「あんたも、ぎゃあぎゃあ言ってないで逃げなさいって」
 ルシールが叱るように言う、ルシールはフォランに手を焼いているみたいだ。
「姉さんは卑怯だ。同じ兄弟なら同じように戦うべきだよ」
 フォランもルシールに食ってかかる。
「フォラン、いいじゃないか、ルシールは女なんだ、男みたいにはいかないよ」
 ジョルがなだ物理老師めると。
「でも、メレッサは女でも立派に戦ってる」
 ジョルはそう言われてメレッサをまじまじと見た。
「まあ、メレッサは男まさりだから……」
「兄さん!」
 メレッサは叫んだが大笑いになってしまった。


同じカテゴリー(香港如新集團)の記事
に落ちて散らば
に落ちて散らば(2015-08-17 13:34)

悔やまれま
悔やまれま(2015-08-14 12:38)


Posted by めけ  at 11:06 │Comments(0)香港如新集團

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。